Vol. 24 「ペイバック」

 そろそろGW映画の季節ですが、どうも今年はラインナップが地味というか、あまり観に行きたいと思う作品がありません。ところで、話は変わるのですが、4/21に平塚に新しく「オリンピックシティ」という商業施設が出来て、その中に「シネプレックス8平塚」という映画館がオープンしました。実は、ここは私の家のすぐ近所でもあり、これからは帰りの時間を気にせずにレイトショウを観たり、暇な時にフラッと行ったりすることも出来るのでとても便利です。もちろん、「オリンピックシティ」が出来たことにより、周辺の道路が渋滞するなど決して良いことばかりではないのですが、そういう事もあって、オープン前には近隣の人を対象にした特別試写会も行われました。正式オープンの前にいち早く新しい劇場が体験できて、しかも封切り前の作品が無料で観られるなんて願ってもないチャンス、というわけで、私もその試写会に参加してきました。そこで、今回はその時に観た「ペイバック」にしようと思ったのですが、さすがにまだ封切りもされてない作品について色々書くのもナンなので、今回は番外編として、代わりにこの新しい劇場の紹介と試写会の時の様子について書こうと思います。

 まず、この「シネプレックス8平塚」についてですが、ここは今流行りのシネ・コン型シアターで、中には134席から377席まで8つの大きさの劇場があります。館内に入ると広めのロビーがあり、その両側にチケット売場とドリンク等の売店コーナー、そして奥の廊下の両側に各劇場が並ぶという形になっています。サウンドシステムは、ドルビーデジタル、DTS、SDDS、に加え、最新のドルビーデジタル・サラウンドEX(「スター・ウォーズ/エピソード1」で採用されているそうです)も完備していて、実際に聞いた感じもかなり良い音でした。あと、余談ですが、上映中は場内がほぼ真っ暗になります。都内の大劇場辺りでは非常灯などで上映中でも結構場内が明るい事が多いので、個人的にこの点は気に入りました。

 さて、その「ペイバック」の試写会ですが、上にも書いたように今回は試写会と言っても通常のそれとはちょっと趣が違っていて、招待客はみんな近所の人々です。これは、よく考えてみると結構不思議な感じで、子供の頃に近所の公民館などでやっていた、子供向け映画の上映会をなんとなく思い出しました。(笑) もちろん、観に来ている人も老若男女さまざまで、どちらかというと、この手のアクション映画はあまり観に来ないような人や、おそらく映画館そのものにもまず行かないであろう、腰の曲がったお婆さんなんかも来ていました。(そういう意味では、この「ペイバック」が今回の企画に果たして相応しかったのかどうかは、多少疑問が残るところですが…)いずれにしても、いろいろな意味で貴重な体験をする事が出来ました。

 最後に、一応「ペイバック」についても少し触れておくと、これはかつて仲間に裏切られた強盗が、奪われたその時の自分の分け前を取り戻そうとする話です。主演はメル・ギブソンで、「リーサル・ウェポン」シリーズなどで有名な彼が、今回は「悪のヒーロー」を演じています。ちなみに、公開は5月中旬の予定だそうです。(なお、「シネプレックス8平塚」の上映時間や詳しい情報は http://www.cineplex.co.jp にあります)

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