無酸素運動はエアロビクス同様、酸素が必要

2011/01/03

エアロビクス[aerobics])多量の酸素を体内に取り入れながら行う持久性の全身運動。ジョギング・サイクリング・水泳・ジャズダンスなど。有酸素運動。エアロビ。
明鏡国語辞典 (C) Taishukan 2002-2006

エアロビクスの説明の中にエアロビ?エアロビはオリビアニュートンジョンがやっているやつですね(Olivia Newton John - Physical )。途中でちょっと死んでいる、というドラゴンボールの世界の人たちは別として、動物は酸素を体内に取り入れないと持続して生きられない。そうすると、なぜ「酸素を体内に取り入れながら」というフレーズがでてくるのかちょっとわかりにくい。『多量の』『持続性の』という言葉が嗅ぎでしょう。くんくん。酸素は、それを取り込むのは呼吸で行うわけですから、持続して取り込んでいるわけではありません。肺の中や血液中にある程度貯め込んでおけるから、短い時間なら呼吸は止められる。

筋肉を動かすしくみ(システム)は高校1年かな?生物のときに習いました。ほとんど忘れてしまいましたが、ATPアデノシン三リン酸がどうのこうの乳酸がどうのこうの、と非常に複雑でした。おれはこれを覚えているんだぞどうだまいったか、という感じで生物教師が一気に黒板に図や化学式など書きながら説明し、それを必死でノートしたのだけは覚えています(受験で生物をとることはないと思ってたのでテキトーだった)。有酸素運動は無酸素運動という用語と対比されます。筋肉を動かすハイブリッドなシステムと言えます。有酸素運動は、筋肉を動かすとき、血液で運ばれる酸素が筋肉のある場所で必要だということでしょう。内燃機関みたいなもの、と言っていいのかな。燃料と酸素の混合気体が反応し、熱→運動エネルギーとなる。一方、無酸素運動は爆弾。火薬は外部からの酸素はいらない。燃料の一部である酸素が外部から必要だとしたら、それを供給するのに時間がかかるから短い時間で激しい反応はできない。内燃機関のようなものと爆弾のようなものを兼ね備えたハイブリッドなシステムが筋肉の運動。

無酸素運動は、酸素が必要です。運動が行われる瞬間だけじゃなく。持続して生きるためには。なぜかというと、100m全力疾走、パンチの連打(10秒)の直後、息と鼓動が激しくなるから。たぶん酸素を含んだ血液を体内に送り出す必要があるからでしょう。一方、運動による老廃物はどこにいくのだろう?リンパ?それとも毛細血管から腎臓や肝臓?無酸素運動の燃料って何?いろいろ分からないことだらけです。無酸素運動の燃料、製造時にはたぶん酸素が必要でしょう、たぶん。無酸素運動するとき、有酸素運動も一緒に限界強度まで行われるのかもしれない。そうだとしたら血液中の酸素濃度が低下するだろうし、低下した酸素濃度を回復させる必要がある。なんだか分からないことだらけですが、無酸素運動をすればその分余計に酸素が必要になるのは間違いない。

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