可及的速やかに・・ってわかりますか?
字も書けない
ラジオでコロンビアトップと江本孟紀が
国会での議論について話をしていた

以前に書いたけれど、どこかに紛失してしまったので再度書いておきます。いま、テレビの野球解説しているので思い出したのでした。

マンガの天才バカボンの一場面なのですが、本官(日本一鉄砲を打つ警官)が何気なく難しい表現をした直後、「なに、いま、むつかしいことを言ったなー」とバカボンのパパが睨み付けて本官はタジタジになってしまう場面があります。中学生頃ですが、これを面白いと思いました。深~い、このマンガの本質があらわれていると思います。

国会の可及的速やかには、バカボンのパパも文句は言わないでしょう。日常会話じゃないんだし。国会議員の会話が国民に分かる言葉で行われていない、というようなことを主張したいらしいのですが、その例がこれ。えっ?一体何がわからない?難しい言葉なの?否、そのようなものとは全く違う。百歩ゆずって、まともな教育を受けたものなら、「速やか」が分からないわけがないではないか。かきゅうてき、だって、ああ可能性の可だな、ってすぐわかるだろう。きゅうが及ぶと想像できるかの境は、偏差値50くらいかもしれないけれど。そうなると全体の意味はすぐわかる。英語のほうがわかりやすい。「as soon as possible」だ。as soon as possible を問題とするなら、何時までにどのような、というものであるべきだろう。コロンビアトップがこの発言をしたのは一度ではない。国会で討論されていることを日本語レベルで彼らが理解できていたのか疑問だ。この言葉を知らない君たち国民は愚民である、とバカにしているようにも聞こえる。

序に、バカボンのパパの言葉で覚えているもの。バカボンとスキー場にやって来たけれどスキー板をもってなかったパパは近くに立てかけてあったスキー板を持って行こうとすのです。すると持ち主が現れ、怒って一言いうんです。するとパパは、顔の表情をガラっと変え「何ぃおまえのか」と凄んで見せるのです。その持ち主(?)は「いえいえいえ何でもないんですえへへ」と後ずさりする。いや面白い。実は盗んだものだったのかもしれないし、単に凄まれて怖かったのかも、とも考えられるわけだし。バカボン「パパよかったね」。パパ「ん、これでいいのだ」。


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