2ギガ

2011/04/15

マイクロSDカードの2ギガ(鼻音)ですね。
家電販売のレジにて。

ヤマダ電機で買い物したら、レジで「2ギガですね」と確認を求められた。ガギグゲゴのギじゃなくて、イリスのギ。握る、と言うときのにぎ。鼻音、というのかな。びおーん。鼻つまっている、と言うときのも鼻音。2ギガ。へんだなあ、と思ったけど、まあいいか。これはEngrishのカテゴリーなのかもしれない。

序でに、デカヘクトキロメガギガ。最近はテラまで一般人が使い始めた。ペタエクサゼッタヨッタまでいつかは一般化されるのだろう。すごいな。ちなみに人の名にちなんだ単位、ワットとかシーベルトとかボルト、ファラデー、クーロンなどは頭文字を大文字で書く。補助単位?のキロは小文字。カロリーはcalで、1000calを1Cal、または1kcalと書く。間違えている例のを頻繁に見つける。1calは、だいたい(←重要)1ccの水を1°C上昇させるのに使うエネルギー。ジュール換算すると4.2ジュール。ジュールはJ。1ニュートンの力で1m動かすときのエネルギー。1ニュートンは1kgの物を毎秒1m/secで加速させる力。


2011/04/16

1万Tベクレルという報道というがあって、これはなんだかわかんないとんでもない数字だと騒ぐ人をネットでたくさん見かけた。億で表現してたり、なんだそりゃ、ってたしかに思う。指数で家よ言えよ書けよ、とも。10000x1012だから10P(ペタ)が正しい表現だと、それで何が分かりやすくなったのかちっともわからないが自慢している人もいた。ちゃんと意味するところを計算している人もいるのだが、そもそも数字自体よりも身近な感覚として重さとか体積がどのくらいなのか知りたいと思うのが普通だろう。Tは一万円、というのはHDDの容量と値段の関係。だが、これはここでは役立たない。

ベクレル自体何?と疑問をもつと、つまり毎秒、分子が1個?崩壊して中性子を1個出す、という説明があった。中性子がびよーんと一秒に1個でていたら1ベクレル。それで1万テラベクレルだ。高校一年の科学でならったっけ。中学3年だったかもしれない。分子の数かぞえるのにはそんな大きな数字だと不便だからモルという単位で扱うということを。6x1023個が1モル。正確な定義は別として、たいたい6かける10の23乗である。これは理想気体だと22.4リットル。(30cm)3より少し小さいくらい。イメージが沸きやすい。ぶくぶく。水素ガスだと2グラム、窒素ガスは14グラム、酸素ガスは32グラム。

それでヨウ素。131Iは単原子分子?としたら131グラム。6x1023個も分子があってさっぱりイメージがわかないけれど学校で習った通り、モルでかんがえてみよう。1万テラベクレルをだすヨウ素131のまずモル数。6x1023で割って、さらにそれに131をかけると質量。 毎秒崩壊するヨウ素の質量。ずっとこの値で放出されるわけではないので、全部でどれだけ漏れて崩壊するヨウ素があるのかは、半減期を考慮し指数とか対数とか微分とか積分するなどすると(高3レベル)、2.17gとなってたしかに分かりやすい数字ですが、人間への影響の大小はまったくわかりません。ただこれを検出できる装置は凄いなと思う。非常に簡単な仕組みですけど。そしてこの2.17グラムの量は減衰してもうありません。心配な人は、稲先生のYoutubeビデオを見ましょう。結論は、野菜は食べましょう。魚も食べましょう。水も飲みましょう。おわり。


2011/09/22

代は『鼻音』で発音するのが正しいと思うが、鼻音で歌わない歌手もいる。国歌独唱/第82回選抜高校野球大会:場内アナウンスがアニメ声だな。甲子園の女子高生の独唱。こちらは、はっきり鼻音。しかし、この人、レガートというのか、息が続く限り、音を繋げたいという感じで歌っている。無駄な絶叫で息継ぎするのはこの歌には向かないのを知っている。自然な息継ぎ。絶叫で息を吐きすぎ、必死でそれを取り戻そうという感じのは美しくない。カール・ベーム/ウィーンフィル 1975年3月16日:このCD持っています。日本のオーケストラがいかんというわけじゃないけれど、これは全然ちがう。ちゃんとオーストラリア人は君が代の美しさを知っている。日本人の知らない部分まで。:むっ。同じベームで1980年。これは初めて聴く。ぜんぜんちがうじゃないか。イベントの歌手は、感動させてやろう、という気負いというか邪念があってはいかんと思う。君が代は大人数で歌うのではなくてこうゆうのがいいように思う。もう何かのイベントでは地元の高校生に独唱してもらおう。国歌はみんなで歌えるもの、とイギリスのプロムスで合唱されるGod Save the Queen - Last Night of the Proms 2009をうらやましがってはいかん。日本は日本だ。盛り上がらない美しさ、短いながら永遠を感じさせるものを理解しないと。ともかく、この動画の人の歌い方、ブレスの後しずかに「さーざーれーーいーしーの」とピアニシモで声を入れるところも美しい。「さーざーれー(すぅー)いーしーのー」と息吸うなよと言いたくなる歌手多し。ゆっくりと(リタルダントというのかな?)終わるところもいい。高校野球 - 2007 長野大会 大会歌独唱 :こっちもいい。まったく行進曲っぽくない。これから戦いにでる人に対し、それを応援する側も戦闘的な攻撃的な勇ましい態度で歌を捧げる必要はないのだ、ということを教えてくれる。持てる自分の能力をこの歌に込めているところが感動ものだ、と大げさかもしれないが思ふ。JUDY COLLINS & HARLEM BOYS CHOIR - "America The Beautiful" 1993 :こりもいいなあ。


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