携帯電話と便座は同じくらいの菌に汚染されている。
ほほお、それは気をつけねば(←国民)

便座って『a toilet seat』って言うんだね。この間テレビを見ていたら、便座がない国があるそうで、その女性は中腰のままだと言っていました。

それでこれはコピペなんだけど、私が知っているのはパソコンのキーボードのほうです。携帯電話と同じようなものでしょう。触った手でお菓子などを食べると口にばい菌が入るのでやばいよ注意しなよ、というメッセージなのです。大橋巨泉さんは、以前『こんなものいらない』?の番組内で、『便座をトイレットペーパーで拭くのは無駄遣いだ(大意)』と、主張されていました。実際、科学的に菌の数をしらべたけど・・・少なかった(大意)、という論拠を示していました。人は、バイ菌がついているからという理由で拭くのでしょうか。

このコピペ(ネットニュース)を読んだとき、何をバカなことを言っているんだ、と思いましたね。便座にウンコが付いていることは結構あるだろうけれど、携帯電話にウンコが付いていることは極めて稀だろう。科学的に調べるならばバイ菌に汚れている度合いとともに、ウンコがついている頻度も調べるべきだ。

つまり便座には、0か100か解らないけれど、ウンコは付いている。確率の重みを考慮すると、5%くらい?無視できるほどじゃないと思います。片や携帯電話はどうでしょう。どう考えたって、便座のほうがウンコがついている確率は高いはずです。携帯電話にウンコをつけている人は極めて稀でしょう。

常識とは何でしょう。ウンコがついているかついていないかが分かることです。ところが、常識として汚いものの代表の一つである便座を否定し、一見無関係なはずの携帯電話やキーボードのほうが汚い、あるいは同じくらいのバイ菌で汚れている、と言われると、そのインパクト故、魔法(ペテン)にかけられたように、ああそうか携帯電話は汚いのだ、と豆知識を教えられた気になってしまうのです。豆よりもウンコのほうが大事だろう、と私は思います。おわり。


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