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このホーンスピーカーについて

心太押し出し器を魚眼レンズで見たような感じですが、これはHi-Fiオーディオスピーカーです。 スピーカーといえば普通は円錐状の振動板をもつコーン形ですが、 主に中高音用として高効率高音質のホーンスピーカーも使われています。 スピーカーは拡声器と訳されますが、ここではホーン部が拡声器であって、 空気の振動を作りだす振動板を持つ声帯にあたる部分はドライバーです(参考:イオン(高周波気体放電)スピーカーは振動板をもたない)。 ドライバーだけだと小さな音しかでないし、 ホーン部だけでもトコロテンも作れない(くどい)。

“Hi-Fi”とは“原音再生忠実度が高いこと”high fidelityの略です。この言葉最近あまり 聞かないのはHi-Fiがあたりまえの時代になったからでしょう。 そうゆうわけだから、特に高音質であることを表現するため“High Quality Sound”という言葉を用いるのかも知れません。


オリジナル商品

電波科学(日本放送出版協会発行)という月刊誌は廃刊になり現在は出版されていないのですが、 1976年に桝谷英哉さんの「木製マルチセルラホーン」製作記事がありました。 このMiniCADの作品の元は、その後発売になった組立キットを私が実際に組み立てたものです。 現在も発売されているかはわかりませんが、桝谷英哉さんの著書は書店で見かけます。


株式会社Chris Corporation (クリス コーポレーション)
クリスキット事業部
神戸市茸合区八幡町四丁目二番六号 特明ビル(市役所前)
神戸港郵便局私書箱31号

この組立キットは、厚い板を削ることなく薄い木材を使うので、組立に特殊な工具は要りません。 そして、最大のアイディアはホーンセルの隙間に石膏を充填することです。 これでホーンを作る薄い木材が振動し余計な音を出すのを防ぎます(デッドニング)。

ドライバーユニットはCORALのM-104(スロート径1インチ、500Hz〜18,000Hz、 定格入力30Wrms、120φ(径)×74(奥行)、3.3kg)です。 コーラル音響(株)はバックロードホーンスピーカーなどで 有名な会社でしたが、倒産してしまいました。 黄色いコーンの同軸上に赤い中高音用のコーンがついた20cmフルレンジスピーカーがなつかしい。 音聴いたことないけど。


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